先週、カンブリア宮殿で「売れる雑誌を創れ!宝島社の挑戦」に
出演していた宝島社の広報課長の桜田圭子さんに
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会の代表理事として、
インタビューを試みた。
1時間弱しか時間を与えられていないが、
とにかく聞きたいことがいっぱいあったので、
時間ぎりぎりまでインタビューシナリオを考えた上で臨んだ
インタビューだ。
出版不況と言われるこの時代に、大手出版社を抜き去り、
ダントツの販売部数を誇る女性誌を作っているのが
他でもない社員200人足の中堅出版社「宝島社」。
その秘策は、毎号に付けるという徹底した“付録作戦”だけでなく、
「一番売れる雑誌を作れ!」をスローガンに、
次々と繰り出した新戦略がある。
この新戦略の内容自体はもちろんのこと、
これらの戦略が「社内でどのようにして築かれていくのか?」が
とくに聞きたいところだった。
今回インタビューをさせていただいた桜田圭子さんは、
広報課長だが、マーケッターとしても名高い。
今では、社内で定例になった「マーケティング会議」の
発案者であり推進者。
そして数々の新戦略を打ち立てていった立役者でもある。
広告代理店を経て、宝島社に転職された桜田さんは
入社1日目にして「この会社に転職してよかった」とのこと。
しかし、一方で、雑誌や書籍も発刊に、
これというマーケティング戦略がないことに驚き、
「こうすれば売れるんじゃないか」という強い気持ちを抱え、
宝島社だけに限らず、もっと出版界を元気にする術を学ぼうと
会社勤めをしながら大学院に通った。
ちなみに、その頃の睡眠時間は2~3時間。
しかも、それが「楽しかった!」と振り返るコメントに、
私自身驚きをかくせない。
想像をはるかに超えるポジティブビジネスマインド(?)の持ち主だ。
具体的な取り組みの内容などは、
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会のサイト内の
「スペシャルインタビュー」にて
今年12月より3回にわたって公開する予定。
http://www.brand-mgr.org/
お楽しみに!
※ちなみに、こちらのインタビューの閲覧には、
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今回インタビューをさせていただいた率直な感想だが、
桜田さんのマーケティング能力、マネジメント能力、
コミュニケーション能力、向学心、全てにおいて
素晴らしいものがあると深く感銘した。
この感覚はいったい何なのだろうと、
私なりに自問自答して考えていたが、答えが分かった。
一言で言うと、人間力がとても高いということ。
話しをていて、心がとても暖かくなった。
また、宝島社の文化・風土づくり、そして社長の決断力など、
見習うべきことがたくさんあり、本当に素晴らしいなぁと
私も経営者の1人として、がんばらなくてはと、改めて感じさせられた。
ぜひ、今回のインタビューの原稿が完成したら、
マーケッターやブランド・マネージャーはもとより、
多くの経営者、ビジネスパーソンにも読んでもらいたい。