10数年前に出版された少し古い書籍だが、
企業変革分野で第一人者であるジョン・P・コッター氏が、
20年前に集大成として出版された著書「企業変革」にて、
提唱した「組織変革を成功させる8段階のプロセス」を
幅広い層に分かりやすく伝えるためのビジネス寓話である。
組織変革のプロセス、それを成し遂げるためのリーダーシップのエッセンスが、
ペンギンのコロニーを舞台とした物語に凝縮されている。
今や有名となったその具体的なプロセスは次の通り。
【準備を整える】
①危機意識を高める
②変革推進チームを作る
【すべきことを決定する】
③変革のビジョンと戦略を立てる
【行動を起こす】
④変革のビジョンを周知徹底する
⑤行動しやすい環境を整える
⑥短期的な成果を生む
⑦さらに変革を進める
【変革を根づかせる】
⑧新しい文化を築く
経営者はもとより、リーダーとしてメンバーをまとめる経験がある人であれば、
「こんな人いるよね」もしくは「自分はこのタイプかも」と感じる登場人物が何人も出できて、
イメージすることができる。
分かりやすい反面、自身に置き換えるイメージをしっかり持たないと、
たんなる寓話を読んで、面白かったと思うだけになってしまうかもしれない。
しっかり読み込もうとしても1時間もあれば読めてしまうが、
イメージをしっかり持てればためになる書籍だと思う。
この変革プロセスは、インターナルブランディングにも応用できる。
実務経験を豊富なコンサルタント、ブランド論、組織論専門家の協力の元、
インターナルブランディングを実務で実行するコンサルタント養成のために
この度、カリキュラムを開発した。
詳しくはこちら↓
https://www.brand-mgr.org/school/internal.html
既に2回開催しているが、大変好評をいただいている。