約15年前にかなり話題をよんだ本「社長失格」の著者、
板倉 雄一郎氏が、15年後に、社長として復活する話である。
一度、「社長失格」の烙印を自ら押した著者が、
なぜ、再び「社長」となったのか?
何もやる気がおきない極度の鬱状態から、どのように脱出できたのか?
そんなことを垣間見えたので、
前作ほどではないが、それなりにおもしろかった。
ただ、前作「社長失格」が話題をよんだだけあり、
内容にのめり込み、背筋が凍るような思いをしたことを
今でもよく覚えているだけに、
それと比べてしまうと、かなり色あせてしまっているかもしれない。
でも、板倉氏は常に自分をさらけ出せる人で、
自分がこのような境遇になった時には、
どうなのかと考えると、ある意味うらやましい気もするし、
とてもたくましく感じる。
倒産後、板倉氏の情報を追っていたわけではなかったので、
この著書を読んで、それなりに講演家として、お金を稼いでいたことを知り、
少しほっとした気分にはなった。
ただ、やはり前作「社長失格」をオススメする。
ビジネス書としても学ぶべきことが多い。