レスポンス広告作成術の反響

本

拙著『確実に販売につなげる 驚きのレスポンス広告作成術』の
読者には、弊社と同業種系の方も少なくない。

コンサルタントをはじめ、広告会社、デザイン会社、印刷会社の
営業職、企画職、クリエイターの方々がそれに当たる。

ありがたいことに発売後6ヵ月で
本当にたくさんの感想をいただいた。

また、読者のなかから実際に仕事の依頼も多くなってきた。
本当にありがたいことだ。

大手広告代理店からも、出版後4社から声がかかっている。

広告代理店からの要望は、本書の体系化したノウハウである
セールスエンジニアリング手法を使って、
「広告を作って欲しい!」とのこと。

ありがたい話ではあるが、広告代理店からの広告制作の依頼は、
全てお断りしている。

このことは弊社の10年前からのルールであり、ポリシーなのである。

一言でいうと「広告代理店の下請けはしない!」ということ。

10数年前、このようなポリシーになる前に、
実際にあるトラブルが起きた。
 

広告代理店の下請けとして、A社というクライアントの仕事をしながら、
同じA社のクライアントと直接取引していた。

当時は、ビジネスとして割り切るようにしていたが、
様々な矛盾が生じ始める。

その矛盾とは、最終的には誰のために仕事をしているのかという矛盾。

これは精神的にきつい。

仕事をいただいている広告代理店にも、クライアントにも
どこかで嘘をつかなければならないからだ。

だから、それ以来は広告代理店の下請けはしないことに決め、
10年以上守ってきている。

10年前当時は、このようなポリシーに決めても、
社員も私も、仕事が欲しいので、つい受けてしまいがちだったが、
心を鬼にしてお断りするようにしてきた。

この数年間は、このようなオファーは少なくなってきていたが、
この書籍が出版されてから、急に多くなってきたことからも、
改めてこのポリシーのことを意識するようになった。

だが、最近では広告代理店への提供方法として、
新しい発想も出てきた。

その発想とは、
セールスエンジニアリングデザイン(SED)のメソッドを
社内に根付かせ、活用してもらうための研修を提供するということ。

実際にこのような提案を始めるようになってきてから、
自分が築いてきたメソッドが同業界にも役に立ってもらうことが、
私自身にとっても、喜ばしいことに気づいた。

私自身もまだまだ修行中の身ではあるが、
今後は、同業種にも積極的に提供していこうと思う。

また、このような要望が今後も増えていくのであれば、
セールスエンジニアリングデザイン(SED)のカリキュラムを整備し、
より再現性のあるメソッドとして提供できるように、
資格制度を築くことも1つの方法であろう。

例えば、セールスエンジニアリングデザイナー2級とか1級のように…。

真剣に考えてみようかと思い始めている。

 

 

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