ゲリラ・アドバタイジング

本

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ジェイ・C・レビンソン著者の
ゲリラ・マーケティングシリーズの中でも、
広告に特化した書籍が「ゲリラ・アドバタイジング」。
どちらかと言うと大企業向けではなく、
中小企業の経営者向けで、
概念的な説明よりも
実践的な解説を多く含む広告戦術の書籍。


目新しいことが書いているというよりは、
メディアプランニング、ブレストの重要性、
調査の必要性など比較的ベーシックな知識を得られる内容。
「広告は、知識がなければ必ず失敗する。」と
この書籍の冒頭でも触れているように、
広告に携わる方にとっては、
知っておくべきことが書かれている。
なかでも、「創造性の源泉」、「アイデアの力」、
「ゲリラのブレーンストーミング・ルール」までの3つのステップは、
広告会社であれば、基本的に実施していると思うが、
意外と無意識的な範疇のことなので、
このように意識的に記述されていると
改めて再認識することができる。
「知識がなければクリエイティブになるのは難しい。」
「クリエイティブ(創造的)とはアート(芸術)ではなくプロフィット(利益)に関係する。」
と著者は主張しているが、
現在、広告に携わっている方はどのように捉えるだろうか?
私が、この書籍から良く引用させていただいていることで、
広告アイディアや広告キャンペーン、そして広告そのものを
考え出さなければならないこととして、
「クリエイティブになるための5つのステップ」がある。
1. 内なる驚異を見い出す
2. 競争上の強みを選択する
3. 信頼性で広告のカベを破る
4. オーディエンスの関心を引く
5. 次にとるべき行動をオーディエンスに告げる

私のセミナーなどの元ネタはこの書籍からも引用されていただいている。
基本的にこのステップに則り、
広告を作っているつもり。
広告の知識を再認識するためにも、一読の価値はあり。

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