先週土曜日(10/24)は、(財)ブランド・マネージャー認定協会
第5回公開シンポジウムが開催されました。
「価値の再定義(リ・デザイン)」というテーマで、基調講演、事例発表、
パネルディスカッションと、4時間30分の長時間にわたり、
約120名の方にご参加いただきましたが、
こちらでは、その模様を報告を兼ねて少しご紹介します。
基調講演は、「価値のリ・デザイン(再定義)で生み出す新市場」というテーマで、
(財)ブランド・マネージャー認定協会評議員でもある
株式会社JOYWOW取締役会長 阪本啓一氏に講演をいただきました。
「よいものを安く」の時代は終わりました。
いくら安くても価値を見出せないものに生活者は財布のひもをゆるめようとしません。
また、アマゾンが生鮮食料品宅配に乗り出そうとする時代に、
ただのモノ売りでは、未来の事業展開を描けません。
そんな中、「すでにこれまであった価値」を、リ・デザイン(再定義)することで
新しい市場を開拓する事例が生まれ始めています。
ブランドの最前線を、日米両国の事例をもとに、解説していただきました。
<日本の事例>
デザイナーが農業をリ・デザインしている/鹿児島のきりん商店
<米国の事例>
処方箋薬局のリ・デザイン:一回に服用する薬をパック化して宅配してくれる
タクシーのリ・デザイン:タクシーの配車サービスにとどまらず、
そして、SNS時代のブランディングに最も必要なBMP戦略についても
以下のようにお話しをいただきました。
<BMP戦略>
家電のリ・デザイン バルミューダの戦略をブランド論から分析する/
なぜ24,732円するトースターが納期待ちの人気なのか?/
通常の10倍の価格の扇風機が人気なのはなぜ?/SNS時代の申し子/売れる定石がある/
映画『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』から学ぶ定石
ビジネスヒットの定石はBMP/ブランディング×マーケティング×広報がこれから有効な戦略/
一つでいいので、ブランドとしてとんがる鍵を作る/ワーディング(言葉の選択)が重要/メディアとの人脈