販促手法の種類-新規顧客向け・媒体活用型1
折込チラシ (5)矛盾や葛藤を解消するチラシ
この役割は特に重要です。
お客様がチラシに注目し、それに感情を喚起され、
理解も深め、記憶に残ったとしても、
「本当にこの商品、大丈夫?」と、
何らかしらの矛盾や葛藤が働くもの。
たとえば、「本当に身体によいのだろうか?
逆に身体にわるいものだったらどうしよう・・・」
「少し値段が高いようだが、本当に価格に見合った商品なのだろうか?」
「においは大丈夫だろうか?」
「簡単につくれるのだろうか?思ったより複雑で、
時間がかかったらどうしよう・・・」など、
お客様にはこのような「リスク回避」の考えが、
一瞬にしてたくさん頭をよぎるのです。
このことを紙面上で解決できなければ、
「買う」というアクションにつながりません。
では、どんなことを工夫するのがいいのでしょうか?
今回は、大きく分けて7つの工夫のうち、2つを紹介します。
(1)圧倒的な証拠を見せる
小売店の場合、商品の取扱数・展示数が多い、もしくは販売数・
取引数が多い、あるいは経験年数・創業年数が経っているなどの実績があれば、
それらを強調することがポイント。
(2)Q&Aの掲載
ターゲットの疑問を先に予測し、解消する手法。
次回は残り5つを紹介します。お楽しみに。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋