以前、このブログでもご紹介した
「広告表現を科学する」
「脳科学から広告・ブランド論を考察する」
の著者山田理英先生は、
１月２７日に急性心不全にて他界されました。
後日、山田先生の奥様は
「最後は山田らしく、病院のベットの上で、俺は寝るぞ、という格好で、
大の字になって永遠の眠りについてしまいました。」
と仰っていました。

これを聞いた時、私は生前の山田先生を思い出し、
なんとも言えない寂しさが込み上げてきました。
諸行無常ということでしょうか…。
この紙面を借りまして、
天国の山田先生に一言コメントさせていただきます。
最初に出会ってから３年半。
短かったですが、私たちのような無知な人間に対しても何度も懲りずに
ご面会いただき、
さらに真剣勝負の勉強会の講師もご快諾いただきました。
これらの貴重な体験を通じて、
深く濃いナレッジをご享受いただきました。
本当にありがとうございます。
山田先生はおっしゃっていました。
「失敗しない広告は必ず作れる!!
脳科学をしっかりと勉強すれば…、
だが、最低でも10年は覚悟しておきなさい。」
「失敗しない広告」を作るようになるのは、
いつになるかわかりません。
でも、これからたくさんの試行錯誤を通じて、
いつか突きとめたいと考えています。
そして、いつの日か、山田先生の思考と近いレベルで
『販売に直結する広告表現』について議論できればと思います。
天国で…。
【お知らせ】
山田先生は著書『広告表現を科学する』で様々な表現の切り口に対して、
当時は認知心理学からのアプローチから調査されていました。
私たちは、これらのプロセスを参考にして、
山田先生に教えていただいた脳科学からの
アプローチで調査し始めています。
これらの調査結果を「PROM」４号より毎号紹介していく予定です。
まず４号では、タイポグラフィ調査、基本図形調査、
その他の図形調査の結果を報告します。
脳科学からのアプローチによる調査の手法を
山田先生と初めてお会いしてから
５回目の