販促手法の種類-新規顧客向け・媒体活用型2
ポスティング ポスティングが効果を上げる工夫(2)
前回より、「ポスティング」について、解説をしております。
今号では事例を挙げて紹介します。
あるテニススクールでは、3か月に1回、スタッフが近隣地域に
ポスティングをしています。
最初にポスティングをしたときには、4000枚の配布に対して80名の
集客を実現することができました。
2%の反応率という結果は、テニススクールの集客としてかなり高い数値です。
これだけの反応をとるのは、簡単なことではありません。
チラシ自体を封筒に入れ、さらに挨拶状、ニュースレター(情報誌)を
入れました。
封筒の宛名部分には「○○市○○地区の皆様へ」と、
4000枚すべてスタッフの手書きにして、親近感と地域限定感を
醸しだしました。
この販売促進策が効果的なのは、挨拶状です。
ポイントを3つ挙げます。
・宛名は「○○市○○地区の皆様へ」として、
地域密着サービスの案内を入れる。
・地域密着特典として、1050円で受講できる体験レッスンに
「先着25名様をペアで無料ご招待」を案内する。
・入会特典として、入会金6300円を無料、
加えてオリジナルシューズもプレゼントする。
重要な点は、地域密着を指向しているので
「ターゲットを絞り、限定する」ということです。
ターゲットを絞った特典にすると、
「これは自分のことをいっているな」というように、限定感が強くなり、
入会の動機付けにつながっていきます。
「ペア特典」もかなり効果があり、友人、家族も誘ってきてもらえたようです。
この「ペア特典」実施後の入会率は、以前より10%もあがりました。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋