増量パック

勉強のイメージ

 販促手法の種類-販売時点直接型2
 価格訴求手法 (6) 増量パック

 通常のパッケージよりも容量を増やし、
 消費者に割安感を訴求するのが増量パックという販促手法だ。

 価格を一定にして増量する場合と、
 価格の上昇以上に増量する場合がある。

 季節ごとのタイミングに合わせた需要期に、
 増量パックを販売することによって、
 大型サイズの商品に対するニーズを獲得することができる。

 近年の代表的な例では、日本コカ・コーラ社が、
 需要期である夏場に、350ml缶の清涼飲料を価格据え置きで
 500mlに増量したことが挙げられる。

「詰め放題」「食べ放題」なども増量パックの応用だが、
 これらの手法も割安感だけでなく、
 好奇心をくすぐるために効果的だ。

 レジャー施設での乗り物の「乗り放題」なども、
 この手法に当たるだろう。

 同じ価格で量が増えるため、
 ターゲットに「割安感」と「好奇心」の刺激をもたらし、
 購入を促進するメリットがあり、 集客効果が期待できる。

 

 しかし、販売価格を変えずに商品の量を増やすので、
 原価コストがかかる。

 オペレーションの仕組みを考え、人件費などのコストを押さえ、
 かつ品質を落とさないようにする必要があるだろう。

 なぜなら、飽和・飽食の現代では、
 単に量が増やえても、質が落ちてしまえば、
 逆に顧客を失うことにもなりかねないからだ。

※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本
 (岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋
 http://amzn.to/fyiah5

 

関連記事

  1. 勉強のイメージ

    PROM Fes. フォトレポート Part17

  2. 勉強のイメージ

    米満和彦氏インタビュー

  3. 勉強のイメージ

    PROM Fes. フォトレポート Part9

  4. 勉強のイメージ

    マンスリーゼミナール 11/21 -その2

  5. 勉強のイメージ

    月刊「商業界」で紹介される!!

  6. 勉強のイメージ

    制度手法-Part3 【紹介制度】

アーカイブ