すべては『「売る』ために―利益を徹底追求するマーケティング

本

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著者セルジオ・ジーマン氏は
 マッキャン・エリクソン、ペプシコ、コカ・コーラの
 CMO (最高マーケティング責任者) として偉業をなした
 稀代のマーケター。

 著者の他の書籍は、本メールマガジン第9号にて
「セルジオ・ジーマンの実践! 広告戦略論」をご紹介した。

 今回ご紹介する著書は、
 セルジオ・ジーマン氏の名著『The End of Marketing as We Know It』
 (邦訳『そんなマーケティングなら、やめてしまえ!』ダイヤモンド社2000年)
 の最新版を翻訳したもので、名前を変え10月末に出版されたばかりの
 復刊本である。

 

 著者は、マーケティングの失敗として有名な
「ニュー・コーク」の責任者であったが、
 その後の戦略によって「コカ・コーラ・クラシック」や
「スプライト」を大成功に導いている。

 従来のコーヒーを陳腐化させたスターバックスの事例や、
 事前に固定費を回収する航空業界の事例など、
 さまざまマーケティング戦略が紹介されている。

 やはり自らの苦い経験である「ニュー・コーク」の失敗例は、
 まさにその当事者の語る話なので、生々しく、
 学ぶべきところも多い。

 タイトル通り「利益を徹底追及するマーケティング」を
 著書の情熱とともに惜しみなく披露されていて、
 経験談が盛り沢山ということもあり、
 マーケティングの真髄を味わえる刺激的な1冊だ。

 マーケティング、ブランディングに携わる人にとって、
 見逃せない1冊と言えよう。

 

「すべては『「売る』ために―利益を徹底追求するマーケティング」
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