広告は作品ではない!! – Part1

koukoku

「広告賞を競うことは狂気である。
広告を正当化する唯一の理由は販売である。」
デイヴィッド・オグルビー氏が
繰り返しているメッセージである。


オグルビー氏は、今から40年以上も前に、
当時、アメリカの広告界の「危険な病気」である
「広告賞の追求」に警鐘を鳴らした。
「危険な病気」とは、
コピーライターもデザイナーも売ることを忘れ、
自分達の才能をエンタテイメント、芸術的な思考に捧げたからである。
不幸なことに、
当時の広告賞を授賞したキャンペーンのほとんどは、
販売に大きく貢献するように成功したことが滅多になく、
販売を下降させることすらあった。
オグルビー氏は、
この「広告賞の追求」という狂気に驚いて、
自社が広告賞を競うことをやめた。
かわりに、
クライアントの販売を最も増大させた
キャンペーンを生んだクリエイターに、
現金褒章を与えた。
今の日本でも同じことが言えるのではないだろうか…。
この「広告界の病気」を
目の当たりにした経験が私にもある。
(明日に続く…。)

関連記事

  1. koukoku

    デザイナーとの打合せ

  2. koukoku

    レスポンス広告研修[住宅業界・千葉編] Part1

  3. koukoku

    出し惜しみない情報提供

  4. koukoku

    固定客化の見本となる美容室

  5. koukoku

    サトーカメラ佐藤勝人氏に取材

  6. koukoku

    福井商工会議所セミナー報告

アーカイブ