販促手法の種類-販売時点直接型6
店頭手法(2)接客系アプローチ 【4】名刺類の活用
小売業をはじめ、美容室やエステサロンなどのサービス業の場合、
担当スタッフの顔写真やイラスト入りの名刺を準備しておくのも、
販売につなげるための効果的な販促手法の一つといえる。
顔写真やイラスト入りの名刺は、
受け取るお客様に強い印象を残すことになり、
再来店時に指名してもらいやすくなる。
また、顧客満足度を向上させ、
お店のファンになっていただくためのきっかけづくりにもなる。
ちなみに、インターネットのポータルサイトによる
「印象に残る名刺」アンケートでも、
1位が「顔写真付き」、2位が「似顔絵入り」、
3位が「台紙の素材が特殊」という回答結果だった(2009年)。
欧米のビジネスカード(名刺)は、日本のものほど堅苦しくない。
誰に対しても気軽に渡しており、
その人の個性やインパクトを重視しているものが多いようだ。
美容室やエステサロン、マッサージ店のお客様は、
プライベートな時間を使って来店しているので、
カジュアルで印象的な名刺をもらうほうが、
よりお店に対して親近感を感じることだろう。
毎月、名刺の裏に入れる情報や顔写真を変えたり、
手書きのメッセージを添えたりというように、
来店時の話題を提供している店舗もある。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋