販促手法の種類-販売時点直接型5
制度手法-Part5【レンタル制度】
レンタル制度は、高額で、顧客の使用頻度が少ない商品を、
ある一定の期間貸与する制度である。
試用してみないと良さが実感できない耐久消費財で、
見込み客を発掘するために活用できる方法である。
「商品サンプル配布」「お試し体験」など、
比較的低額の商品・サービスに短期間の試用体験で購買を促進する、
試用体験手法とはことなり、耐久消費財の自動車、楽器、
スポーツ器具など、高額な商品に活用する。
楽器やスポーツを習い始めたばかりの顧客が、
そのための器具の購入を躊躇している場合に
レンタル制度は効果的である。
法人向けの商品・サービスで多く使われ、コーヒーメーカーや、
医療用機器などの精密機器がその対象となる。
有料レンタル自体がビジネスモデルになっているケースもあるが、
あくまで販促手法として、無料、有料にかかわらず、
レンタルから最終的に購入につなげることを目的としている。
レンタルした顧客を購入につながりやすくするためにも、
レンタル時期に支払った費用を割引くなどの便宜を図るとよい。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋
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