すでに一般的な言葉として使用されている『スローライフ』とは、
地産地消や、歩行型社会を目指す生活様式に関する思想の1つ。
一方で『スローフード』は、日本では本来の意味よりも
少々拡大解釈されて浸透してきた言葉のようだ。
『スローフード』の発祥は、イタリアの小さな街ブラ(BRA)。
アメリカを中心に世界に広まった、食文化と食産業の
象徴である「ファストフード」に対する概念として掲げられ、
これを推進する活動として脚光を浴びるようになった。
その概念とは、
「消化できる体にやさしい食事を、ゆっくりとろう」、
「日々忙しくても、食事くらいゆっくり味わおう」
というもの。
参考までに、スローフード協会の活動指針を参考までに挙げておく
1.消え行く恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、
ワイン(酒)を守る。
2.質の良い素材を提供する小生産者を守る。
3.子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。
ちなみに、これをきっかけに「スローファッション」、
「スローアート」、「スロービジネス」など
「スロー」に絡めた他の言葉も生まれてきた。
『スローライフ』をコンセプトにしているビジネスには、
農業や産地直送の名産品はもとより、
住宅、レストラン、カフェ、健康食品、健康グッズ、化粧品など、
様々な業種で見られる。
さて、今号のコラムでは、イベント販促をするにあたって、
『スローライフ & スローフード』をコンセプトとした
イタリアンレストランのイベント販促を紹介する。
イベント販促で浮遊客を囲い込む対策 Vol.3
「ターゲットに合わせたイベントをコラボレート」
http://www.koukoku-ya.jp/column/