もし、この3部作のうち、どうしても1冊しか読めないというのなら、
『V字回復の経営 - 2年で会社を変えられますか 』をオススメしたい。
なぜなら、この3部作のなかで一番最後に書かれており、
集大成的な内容となっているからである。
なかでも、
「改革9つのステップ」
1. 期待のシナリオ
2. 成り行きのシナリオ
3. 切迫感
4. 原因分析
5. シナリオ
6. 決断
7. 現場への落とし込み
8. 実行
9. 成果の認知
このステップに添ったストーリーを読み進めることは、
単なる戦略論の知識を得るだけで終わらない。
組織のまとめ方、社員との関わり方に始まり、
様々な感情の葛藤をどのように解消するかまで書かれている。
なかでも改革の推進者と抵抗者のパターンは、
経験したことがある人でしかわからない
深い知恵が埋め込まれている。