友の会発足によるコミュニティの活性化
千葉県君津市の円如寺では、
情報提供の役割として媒体を2種類発行しています。
一つは、檀信徒と関係者向けの「お寺便り」です。
これは発行当初は住職が自ら作成されていたようですが、
最近では、【寺院広報事例 – Part1】 と同じように編集委員を
檀信徒より3名選出し、作成、運営されているようです。
内容は、活動報告、行事報告をはじめ、
仏教豆知識、奉納者ご芳名、行事案内を日程表付きで案内しています。
また、円如寺では、地域活動の一環として「友の会」を発足し、
福祉活動に加え、御詠歌、写経会などのサークル活動も実施しています。
そしてこの「友の会」の会報誌として、
もう一つの媒体を発行しています。
この会報誌は、檀信徒向けとは、内容が全く異なり、
「友の会」の行事案内、「友の会」のニュースをはじめ、
四季折々の境内の様子を紹介する「境内便り」、「マンガ」、
「みんなの料理長」というように、
地域の方々のために親しみやすさを重視し、作成しています。
以上のように円如寺では、檀信徒はもちろんのこと、
地域の方々とのコミュニティ作りにも力を注いでいます。
このように媒体を2つ発行するということは、
2倍の労力や費用がかかり大変ではありますが、
対象者が異なる場合は、それぞれに合った内容を心掛けることにより、
絆も深くなるわけです。