7日間ブックカバーチャレンジ

本

Facebookで、【7日間ブックカバーチャレンジ】のバトンを
尊敬する田中洋先生から受け取りました。

読書文化の普及に貢献しようという取組みで、以下のようなルールのようです。

  1. 好きな本を7日間1日1冊FBに投稿する
  2. 本の内容は説明なしに表紙だけの画像アップでOK
    ※私は少し説明してしまいます
  3. 毎回1人のFB友達にこのチャレンジに招待
    ※招待されても義務ではないのでスルーしてもらってOKです

こちらのブログでは、一気にご紹介します。

① 『「売る」広告』/デイヴィッド・オグルビー著 (海と月社)

オグルヴィ・アンド・メイザーの創設者であり、
アド・エイジ誌に「広告界のクリエイティブ・キングとして他に比肩する人がない」とまで
言わしめた巨人デイヴィッド・オグルビーが「売る広告とは何か?」を語った書。
あまり知られていないですが、もともとブランド・イメージという問題意識は、
オグルヴィが提唱した概念のようです。
1950~60年代に競争しているブランド同士に本質的な違いがなくなったことを見てのことらしく、
このような違いがなくなった時代だからこそブランド・イメージを構築するために
「どのような差異化が可能なのか?」というオグルヴィの見解を、
圧倒的な量の事例から学ぶことができます。
そして、販売力のある広告の作り方として、
何が真実で、何が不変かを受け取ることができるでしょう。

オグルヴィ・アンド・メイザーの創設者であり、
アド・エイジ誌に「広告界のクリエイティブ・キングとして他に比肩する人がない」とまで
言わしめた巨人デイヴィッド・オグルビーが「売る広告とは何か?」を語った書。
あまり知られていないですが、もともとブランド・イメージという問題意識は、
オグルヴィが提唱した概念のようです。
1950~60年代に競争しているブランド同士に本質的な違いがなくなったことを見てのことらしく、
このような違いがなくなった時代だからこそブランド・イメージを構築するために
「どのような差異化が可能なのか?」というオグルヴィの見解を、
圧倒的な量の事例から学ぶことができます。
そして、販売力のある広告の作り方として、
何が真実で、何が不変かを受け取ることができるでしょう。

② 『経営者が語るべき「言霊」とは何か』/田坂 広志著 (東洋経済新報社)

「『力に満ちた言葉=言霊』を語ること。それが経営者にとって究極の役割である。」
と、経営者に勇気を与えてくれる本です。
現状のような、刻一刻と変化する状況に対して、
判断すべきこと、やることがまだまだ多すぎて、
世の中のパニックと同時に、自分の頭の中も時々パニックになることがあります。
このような時だからこそ、組織のリーダーとして、
あえてもっともっと遠くも見ていければと漠然と考えていた時、
ふと思い出したメッセージがあります。

「野心」と「志」の違い。

『経営者が語るべき「言霊」とは何か』では、次のようなメッセージの記載があります。

「野心」とは、『己一代で何かを成し遂げようとする願望。』

「志」とは、『己一代では成し遂げ得ぬことを、次の世代に託する祈り。』

それが「志」の本当の意味とのことです。
このような時だからこそ、「志」を深く理解し、自分に向き合い、
時々遠くを見ていきたいと思います。

③『生物と無生物のあいだ』/福岡 伸一著 (講談社現代新書)

10年以上前、当時話題の本だったので読んでみた時には、
生物学的な内容を著者の文章表現が分かりすく小説のように
おもしろく読めたことをなんとなく記憶しています。
ただ、内容に関しては、科学的な難解だったこともあったのか、
あまり記憶に残っていませんでした。
ほとんど理解できていなかったということでしょう。
ただ、ふと最近本棚を見ていたところ「『生物と無生物のあいだ』って、
ウイルスのことだよなぁ」と改めて思い、今一度、読み始めているところです。
結局は、ウイルスとは長期的な共存戦略、
いわゆる「withコロナ」という帰着になりそうなので、
「ではどうする?」ということの思考を巡らせながら、
改めて読んでみようと思います。

④『ある女性広告人の告白』/小池 玲子著 (日本経済新聞出版 )

著者は、ダイヤモンドを日本の習慣に定着させた「スイートテンダイヤモンド」、
プレミアムアイスクリームのポジショニングで成功した
ハーゲンダッツなどのブランドの構築に関わってきた小池玲子先生です。
外資系広告会社のクリエイティブ・ディレクター、取締役として活躍される
女性広告人の草分けとしての軌跡は、当然、平坦ではなかったようです。
30年以上におよぶ広告界でのグローバルな挑戦、
女性に対する不平等なビジネス環境への挑戦。
多くの女性に勇気を与えてくれる小池先生の渾身の1冊です。

⑤『三枝 匡氏の骨太3部作』(日経BP)

V字回復の経営 - 2年で会社を変えられますか
戦略プロフェッショナル - シェア逆転の企業変革ドラマ
経営パワーの危機 - 会社再建の企業変革ドラマ

骨太3部作として3冊同時に紹介します。

今から12年前、リーマンショック後の2009年に無心に読んだ本です。
それより以前に購入していましたが、業績が大変厳しい状況となったので、
改めて、3冊一気に読み込みました。
経営戦略を立て実行していくプロセスで、とても大事なことが示唆されていたので、
V字回復とまでいきませんでしたが、以降12年間、
会社を継続できたことで参考にしたことは多々あったと思います。

withコロナ、afterコロナの時代は経営環境が全く変わってしまうでしょうから、
当てはまらないこともあるかもしれませんが、
危機を乗り越えるということでは、組織のリーダーにとって、
勇気を与えてくれる迫真の内容だと思います。

しかし、今年年頭所感で社員に伝えた12年に1度表れるであろう
大きな出来事がこんなカタチで襲ってくるとは・・・。
12年前より数倍エネルギッシュにやるしかなさそうです。

⑥『ブランド・マネージャー – たった一人のBMで会社がよみがえる』/水野与志朗著 (経済界)

驚くべきことは、この本は、18年前の2002年に出版されたということです。
当時は、広告代理店や大手メーカーなど特殊な業種や職種でしか、
「ブランド」や「ブランディング」という用語は認識されていない時代に、
「ブランド・マネージャー」ってどんな仕事をする人なのかは、
一般のビジネスマンはもとより、マーケッターですら理解できなかったでしょう。
ケビン・レーンケラーの著書「戦略的ブランド・マネジメント」など、
学術書的な本は、その前からありましたが、700ページ以上もあるなど分厚く難解でした。
そのような時代に、水野さんは、自らのブランド・マネージャーの経験談を盛り込み、
「ブランド・マネージャー」の仕事をとても分かりやすく明らかにしたのです。
その3年後の2005年には、立ち読みも出来ないような
アクリルカバーに入った2冊セットの
THE BRAND BIBLE (ザ・ブランド・バイブル) 』を出版されます。
内容は、読みやすいレベルというより、ぐいぐい引き込まれる
ライティングスキルには脱帽しかありません。
私のような学術書が苦手な中小企業経営層をはじめ、
実務をこよなく愛するマーケッターなど、
多くのビジネスパーソンに読まれ、影響を与えたことでしょう。

⑦『ブランド戦略論』/田中 洋著 (有斐閣)

田中先生には、13年前にお会いして以来、
(一財)ブランド・マネージャー認定協会のカリキュラム監修をはじめ、
様々なご支援・ご協力をいただいています。
田中先生のご協力がなければ、今の協会はなかったと言えるでしょう。
その田中先生が、日本のブランド論の集大成と言える『ブランド戦略論』を
2年半前に出版されましたが、そのご著書をすぐに入手し、
ありがたすぎて正座し背筋伸ばして読みました。
理論編、戦略編、実践編、事例編と広く網羅されており、
事例編では身近な日本企業の事例が多く、
理解を深められる有意義な内容です。
個人的には、理論編内に記載がある石器時代や江戸期のブランドなど、
ブランドの歴史についても新しい発見がたくさんあり、楽しく読めました。

さて、ブランド・マネージャー認定協会では、
「youtubeチャンネル」を来月立ち上げのため準備を始めています。
その中のキラーコンテンツとして、田中先生に登場していただき、
『ブランド戦略論』を紐解くコンテンツを定期的に配信予定です。

ぜひ、お楽しみに! 

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