映像を取り入れたプロモーション

スペシャルインタビューの第2弾は、
全国の映像クリエーター集団を束ね、自身もテレビ局のディレクターとして数々の番組を生み出してきた株式会社オーエンの東浩司さんをゲストに映像を取り入れたプロモーションのこれからについて3ヶ月にわたり迫っていきます。

第2話

映像を使ったプロモーションの活用方法

岩本

事典TV」を活用したプロモーションなど、PRでもいいですが、そういう事例はありますか?

まだ始まったばかりですが、思った以上の反響があります。ユーザーに自分の放送局を運営するように楽しんでもらえたらと考えたことが始まりでした。でも考えてみたら、どこかの企業さんが自分の業界の映像を集めて、自分の放送局に貼り付けることも可能です。なるほど、企業さんでもいいんだなと思いました。連続再生の機能も入れているものですから、いま圧縮した映像にしていますが、カスタマイズして、ほとんど圧縮のかかっていない映像で出すことも可能です。あるいは、どこかの商業施設や公共施設などで、壁かけのテレビとか大型ビジョンで流すことも可能です。最近はかなりコストも安くなってきましたから、うちの「事典TV」の中で編成してもらって、それをそのまま出すというやり方もあります。実はもうあるところからお話をいただいています。「あっ、なるほどな」と思いました。

岩本

それはむしろ後からの副産物みたいなものですね。

そうです。(笑)

岩本

最初からそういうのにということではなかった。

なかったですね。どちらかというと楽しんでもらおうと思っていました。先ほど言いましたように「個夢劇場」の映像を、せっかくたくさんあるけれど、探すのが大変だったので、ピンポイント検索で検索機能を付けたらということでした。

考えてみたら、どこかの町のショッピングセンターが、その町を入力して検索したら、その町の映像がずらっと出てくる。あとは順番を自分で決めて流してくれたらいいのです。それだけでは足りないでしょうから、ショッピングセンターにまつわるコマーシャル、迷子の案内や、火災や、地震が起こったらどうするとかをうちのほうで足していくことも可能です。そうすれば管理責任者が逃れられるというか、いざという時に「ちゃんと、10分に1回は流していますよ」となりますよね。飛行機に乗った時に「シートベルトをつけなさい」というふうな展開、あの機能をそのまま使えるわけです。大きな画面に圧縮してない映像を出すだけです。そうか、そうか、こんなこともできるんだとわかりました。
岩本

やっていくうちにどんどん広がってきたというイメージですね。

そうです。あと、それぞれの町、それぞれの市を検索するとその町の、市の映像が出てきます。市の放送局さえもつくれるということです。それと同時に、市議会の映像を流すことも可能です。市議会って本来は公表すべき内容ですよね。今はまだネット上ではやっていないけれど、議員さんが活躍する場ではないですか。そうしたら「東議員」とか「東浩司議員」とか議員の名前を入れて検索したら、その人の答弁が、いまシンメトリーに分割できますし、ファイリングもできますし、チャプタリングもできますから、その議員さんの議会での活躍をお知らせできるのです。

岩本

全部わかりますものね。

テーマごとに入れたらその議題の答弁内容が出てくる。国会ぐらいでしたら、いろいろニュースにも取り上げられますから、いいけれど、市議会のレベルはだれがどういうふうに活躍しているか、わからないですよね。

岩本

そういう情報は意外と入ってきませんものね。

選挙の時でも、だれにしようかな、だれに入れてもしょうがないから、行ってもしょうがないなというふうな世界がひょっとしてあったのではないでしょうか。そういう時にそのシステムが使えるとすごく便利ですよね。市議会は長いですから、4時間も5時間もやっています。それを章ごとに分けて、しかも議員さんの答弁ごとに分けて、検索すると見られる。

岩本

興味のあるところを見てもらうということですか?

そうです。そういうことにも役に立つだろう。どこかで第1歩を踏み出したらこの仕組みは必ずいけるはずだ。もちろん撮る人もいますし、ショッピングセンターならショッピングセンターの周囲のこと、あるいはコマーシャルをつくる人たちも各地にいますから、そのあたりでおもしろい展開ができるのではないか。その第1歩を「事典TV」の機能を使って踏み出したいなと思っています。

岩本

「個夢劇場」から「事典TV」に移っていった経緯をいろいろ聞かせていただきましたが、今後、東さんは「事典TV」の展開に力を入れていくことになりますか?

「個夢劇場」は営業としてはなかなか……。こんな素材があるかということで、テレビ局でも入手の難しいものがうちに依頼されますから、そういうのはもちろん残していきます。全体のレベル維持を図るためには、最終、あそこに乗せているとかそういう思いがあってクリエーターと……。

岩本

つながってくるということですね。

そうです。クリエーターとの心のつながりは「事典TV」ではなかなか難しいと思いますので。

岩本

わかります、わかります。

しかし、彼らにも稼いでもらいたい。

岩本

営業の場を与えるということですね。

そうです。そういう意味で「事典TV」は格好の場だろうと思っています。

岩本

いま全国にクリエーターが400人ということですが、今後、規模とか目標についてはどんな感じで考えていらっしゃいますか?。

数年前までは全国に3000ほどの市町村がありましたが、今は合併して1800になりました。1800ある市町村に担当者一人ひとりを付けて、その上でむしろ大きな町もあるので2000人規模でしょうか。2000人という数字をしっかり挙げたのは、今回、四国で四国のビデオジャーナリスト、映像クリエーターの人たちを集めまして850のコンテンツを作ったのです。四国各県の観光課の方とか総務省の関連の方と一緒に、こういうのをやりませんかということで展開していったのですが、最初、四国にいたのは20人でした。

岩本

地元ですから、20人いらっしゃる。

やっているうちに、例えば栗林公園というのがあって、近くにクリエーターがいるものですから、「あなた、撮ってきて」と言うと「いやいや、ぼくなどより十何年、栗林公園ばっかり撮っている人がいる」と。まさしくクチコミです。

岩本

仲間がいるわけですね。

あるいは屋島と言ったら、屋島の麓に1人、すごく濃密に撮っているの人がいるとか、そういうのがだんだん広がっていったわけです。ここ半年間で850作品集めたのですが、最終的には50人になりました。でした。その2000人のコンペというのは、四国で50人集められるということは、四国は人口比にすると全国の40分の1ですから、40×50は2000です。しかも各県、各市町村は1800ですから、じゃ、2000人集めれば、くまなく仕事も回っていけるかもしれないし、おもしろくなるかなと。

岩本

そこから輪が広がっていくわけですか?

広がっていきました。そういうのをやりましたら、その中でだんだんおもしろい人が出てきたわけです。先ほども言いましたように水中映像専門の人とか、あるいは野鳥ばっかり撮っている人とか、あるいはこの地域は私に任せて、この地域なら何でも撮っています、すでに映像も持っていますというふうな人たちが出てきたのです。

岩本

各地域の情報もきっちり入ってきますからね。

ええ、そういうことです。

岩本

わかりました。
今はどちらかというと御社の事業展開について聞かせていただきましたが、このあとは もう少し具体的な、映像をどう活用するかというふうなお話をうかがいたいと思います。
新しい話とか新しい展開とか、どんどん来ていそうな感じですね。

わくわくしてきます。先ほどの市議会でも決まると一気に。

岩本

事例ができるとね。

期待したいですね。

岩本

市役所や議員とかああいうお硬いところは、前例をつくってしまえばいいわけですから。

そうです。

岩本

それはだれかが発想したものですか。それとも社長が、あっ、こういうのもありだなみたいな感じですか?

市議会にしてもショッピングセンターにしても私が考えたことですが、途中で考えたわけです。

岩本

つながってきたのですね。

作らないとイメージできませんから。机上ではあっても、実際に出来上がりのものができてこないとそういう発想はなかなか出てきません。

岩本

この間、説明会を聞きに行った感想ですが、あまりにもいろいろなことができそうな感じですね。イメージが広がりすぎてしまって、ポイントを絞らないといけないということをすごく感じました。私もあれをやりながら、発想が出すぎてしまいます。不思議な現象です。
ビジネスにするには、ポイントを絞ったほうが早いという感じがします。
また、おっしゃるように、どこで事例をつくっていくかということだと思います。われわれも実はいま、どこをピンポイントに行こうかとか、まずは事例だろうなとか、いろいろ考えながらやっています。
われわれのサイトを見る人たちはプロモーション系、PR系で興味のある人、大きな会社の方もいらっしゃいますが、中小から中堅ぐらいの企業の方が多いだろうと思いますので、その観点からご質問させていただきます。
いままで映像というとお金がかかるというイメージがありました。そこで一つ聞きたいのは、クリエーターでもテレビCMをやるクリエーターからインフォマーシャル系とか、極端にいったら披露宴のビデオを撮る人もいらっしゃいます。業界的にいろいろなクオリティーレベルがあると思いますが、プロモーション上の映像で使っていく時に、社長から見て、できるだけお金をかけずにクオリティーの高いものを探す目安みたいなきっかけ、もしくは、どういう場合はどういう映像クリエーターに頼んだらいいか、そのヒントを教えていただければと思います。
例を挙げますと、建築関係とか不動産関係のプロモーション、ウェブ上のプロモーションで使うのでも何でもいいけれど、映像を作りたいといった時にどういうクリエーターに頼むといいのか。どういうクリエーターにはどういうふうなことを気をつけて頼んだらいいのか。そのあたりのヒントをいただきたいと思います。

不動産屋さんのニーズというか、何を撮って欲しいかになるでしょう。

岩本

例えばウェブ・プロモーション、ウェブ上の映像として、2、3分ぐらいの映像を撮って、それをプロモーションで活用したい。でも、素人ではちょっとどうか。それなりに編集もしたい。そういう時にはどういう人に頼んだらいいのでしょうか。

そういったプロモーションビデオを得意としているクリエーターもおりますので、そういう人たちに頼むことになると思います。

岩本

まったくの素人の方が、自分で撮らない、どこかに頼もうとした時、イメージとしてものすごく高いというイメージを持っていると思います。だからといって結婚披露宴のビデオを撮っている人に頼んでも大丈夫なのかとか、不安があります。そういうのはどうでしょうか?

たしかに結婚式ばっかり撮っている人は不安ですよね。。

岩本

探しようがない感じがするわけです。どこに頼んだらいいのか、悩んでいらっしゃる方が多いようですが、どうしたらいいでしょうか?

そのクリエーターによって、得意分野を持っている人がいます。

岩本

どう探したらいいのか、どこに行ったらいいのか、漠然としている状態です。落としどころは、うちに頼んでください、オーエンさんに頼んでくださいということではあるけれど、混沌としている感じです。よく聞くのは、あるところに頼んだらクオリティーのわりにものすごく高い値段のものが上がってきたとか。もちろん目的に応じて、どういうところに気をつけなければいけないかというのはあると思いますが。 クオリティーはいいけれど、料金もものすごく高いということがあるじゃないですか。逆に、こういうプロダクションに頼めば、だいたいのところは押さえてくれるということがわかるのが一番いいわけです。それこそ結婚式場を撮るようなところに頼んでも、そういうのが撮れるのかどうか。

 正直いって撮れないと思います。だからこそ、「事典TV」はそういう役割を果たしたい。その人の実績をどんどんアップしていって、比較検討のできる場にしていきたいと思っています。

岩本

「事典TV」を見た、この映像がいい、この映像クリエーターに頼みたいと思った時はどういうアクションをしたらいいのですか?

こちらにお問い合わせをしていただいて、見積もり依頼をしていただければいいと思います。

岩本

オーエンさんにお願いすればいいということですか?

ええ、うちにしていただければ。

岩本

それは「事典TV」上に何かご案内があるのですか?

いや、まだやってないです。やらなければいけないですね。

岩本

今あれを見ていて、頼みたいという潜在ニーズがあっても、どうしたらいいのだろうかと漠然とした感じがしています。
「そういうのが必要な方は」みたいなものを表現してもらうとアプローチしやすいと思います。もしかしたら、そのあたりで弊社が担う部分もあるのかなと思っています。
素人的な質問になってしまいますが、素人がそれなりに見せられる映像を作るための手順とか“こつ”みたいなものはありますか。こういうところは気をつけたほうがいいとか。

何回も経験して安定した映像を撮ろうという心構えから始まらないと。それこそ三脚を立てるのはあたりまえです。どんなに息をしなくてもやっぱり人間は息を……。だから、三脚はもうあたりまえ。そういう努力をしなければいけないでしょう。
出来上がりの映像をどうするかということを念頭に置いた作り方。特につなぎの映像を、皆さん、考えていないのです。

岩本

つなぎの映像?


次回に続きます。

第3話:ストーリー性も大事ですが、この「B」「I」「T」の3要素はもっと大切

 


バックナンバー

【第1弾】 プロモーション(広告・販促・PR)で必要なことは?
グッドピーアール 統括プロデューサー 石野 洋子 氏


 

【第2弾】これからも中小企業は映像の時代なのでは?
株式会社オーエン 総合プロデューサー 東 浩司 氏


 

【第3弾】顧客視点を極めるプロセスとは?
有限会社GMJコンサルティングサービス 小野 裕子 氏


 

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