セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

ギャル文化消滅? セシルマクビー、“脱ギャル服”路線に転じる

投稿日:2019年11月20日 更新日:

「セシルマクビー(CECIL McBEE)」が2019年秋冬シーズンにリブランディングする。新たなコンセプトに「今の私にちょうどいい」を掲げ、トレンドを取り入れながら等身大の女性たちに共感してもらえるようなブランドを目指すという。

セシルマクビーは王道のギャルブランドとして人気を集めたが、近年は「ギャル」という言葉にネガティブな印象もあることを受けて、2017年にコンセプトを「モテ服No.1」に刷新。ターゲットを20代前半から19歳に引き下げ、キーカラーをブラックとホワイトからホワイトとピンクに変更し「トレンドを反映した王道のモテ服」を展開していた。しかし、従来のセシルマクビーらしいヘルシーな肌見せスタイルやゴージャスなイメージとのギャップが埋まらず、ブランドコンセプトがぼやけてしまったため、再度新生セシルマクビーとしてリブランディングすることを決めたという。

FASHIONSNAP.COM 2019/11/7
「セシルマクビー」再びリブランディング、親しみやすく若年層の共感呼ぶブランドに

去る2019年8月に大胆なリブランディングが報じられたサマンサタバサに続いて、一時代を築いたレディーズブランドがついに“脱・ギャル”路線に舵を切る。

「セシルマクビー」といえば、かつて浜崎あゆみら時代のアイコンを広告塔として一世を風靡。トレンド発信地「渋谷109」における象徴的なブランドとして君臨し続けたギャルブランドの代表格だ。それが、大幅な方向転換をするということは90年代から00年代にかけて隆盛を極めたギャル文化がいよいよ消滅したことを意味する。

「カリスマ店員」といったトレンドを生み、ショッピングバッグがネット―クションで売買されるなど、あまりにも強烈な“ニオイ”が付いてしまったセシルマクビー。今回のリブランディングはほとんどゼロからのブランド再生になりそうだ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

関連記事

ギャルの厚底シューズは、働く女性へ

マラソン、駅伝など長距離走の世界で最近、厚底のシューズが注目されている。ナイキ社の厚底シューズを履いた選手が好記録を連発したためだ。そしてこの厚底シューズが意外な場所でも話題になっている。通勤用のシュ …

GAFAはGAAへ? 「ブランド価値ランキング」から読み解くブランドの栄枯盛衰

ブランドコンサルティングの米インターブランドは17日、グローバルに展開する企業・商品のブランド価値ランキングを作成した。2019年版の首位はアップル、2位がグーグルで7年連続で順位を守った。8位までの …

コラボレーションはギャップが肝?

富士川町の酒蔵「萬屋よろずや醸造店」は、よっちゃんイカの愛称で親しまれているイカの加工食品「カットよっちゃん」とコラボした日本酒を売り出している。カットよっちゃんの酸味に合うスッキリとした味わいが特徴 …

「米大統領選」はパーソナル・ブランディングの見本市?

2020年米大統領選挙への出馬を表明しているマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は今年の政治広告支出額で、先に選挙戦に参入していた資産家トム・ステイヤーらを抜き首位に立っている。 ブルームバーグ …

異色の販促コラボレーション企画 ガリガリ君とコカ・コーラ社

赤城乳業は7月9日から、「ガリガリ君スポーツドリンク味(ラグビー日本代表デザイン)」を発売する。価格は70円(税別)。 「ガリガリ君スポーツドリンク味」は、スポーツドリンク味のアイスキャンディーに、ガ …

サイト内検索