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改元プロモーション?! Twitterの新機能説明会

投稿日:2019年4月3日 更新日:

 

Twitter Japanは19日、Twitterの新機能などを紹介する説明会を開催。5月1日からの改元に向けた企画などについて紹介した。2017年のマーケティングチーム発足以来、コミュニケーション活性化のための施策を展開しているが、2019年に力を入れるイベントが5月1日に予定されている「改元」だという。

(中略)

3月25日からは、「#平成を語ろう」という企画を展開。Twitterモーメントなどで、#Windows95発売、#バブル崩壊、#FIFAワールドカップ日韓大会など、キーワードで平成のトピックを振り返る。

また、#平成を語ろうでピックアップされた出来事を電車の中吊り広告などでジャック。4月25日から29日まで、JR東の中央線・総武線や東京メトロ銀座線、都営地下鉄大江戸線、東急電鉄、西武電鉄、JR西日本、名古屋地下鉄 東山線、JR九州、JR北海道などの9社に展開。改元直前に平成の振り返りをツイッター上で行なう。

(後略)

Impress Watch 2019/03/19
「Twitterが「改元」という一大イベントを盛り上げる #平成を語ろう」

世間では改元に便乗した“改元ビジネス”が取りざたされているが、こちらは“改元プロモーション”とでもいうべきか。

説明会の目的はあくまで、自社商品の新機能をユーザーに理解してもらい、もっと利用してもらうことにあるはずだ。しかし、会を単なる新機能の説明とはせず、ユーザーが自発的に興味をもつだろう「改元」という一大イベントに関連付けた。改元についてユーザーがTwitterで発信し、語り合う過程で必然的に新機能を使うことになる。しかも、その結果生まれたコンテンツは広告に利用される。ユーザーは、自分が発信した情報がひょっとすると広告に載るかもしれないと期待する。その広告をみた人々は「Twitterが面白いことやってる!」と感じるだろうから、ブランドの認知度が向上しポジティブなイメージの形成につながる。

Twitterがこの一連のプロモーションで用いた手法は、他の企業が新商品をリリースする場合などにも参考にできるだろう。もちろん、テーマが改元である必要はない。要は、ユーザーが自発的に商品・サービスを使いたくなることなら何でも構わない。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

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