セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

全県民に「翔んで埼玉」鑑賞を 大ヒット映画、映画館のない秩父で特別上映会 23日、東映の協力で開催

投稿日:2019年3月19日 更新日:

秩父市は8日、同市熊木町の秩父宮記念市民会館大ホールフォレスタで23日午後2時から、全国で異例の大ヒットを記録している映画「翔(と)んで埼玉」の特別上映会(東映主催)を開催すると発表した。現在公開中の映画では異例の特別上映会という。

同映画は2月22日に全国公開され、埼玉をディスる(けなす)面白さなどが話題となり、公開12日間で鑑賞人数が80万人を突破するなど、大ヒットを記録している。秩父地域には映画館がなく、全県民に同映画を鑑賞してもらうため、東映の協力で特別上映会が開催されることになった。

3月9日 埼玉新聞

 

「セガなんてだっせーよな!」。90年代末のゲーム機シェア争いにおいて、ソニーに大きく水を空けられたセガエンタープライズは掟破りの自虐コピーを用いて話題を呼んだ。

一方、香川県では「うどん県」という、観光スローガンとしては異例の情緒性を削ぎ落したコピーを用い、逆説的に香川県が持つ多様な魅力を訴求している。

ブランディングにおけるコミュニケーション表現は、その商品・サービスの魅を伝えることが王道だが、必ずしもそれだけが正解でない。

公開3週目で興行収入15億円を突破した『翔んで埼玉』は、「ダサイタマ」と揶揄されるなどブランド力に乏しいとされてきた埼玉県の弱点を笑いに昇華させることで、結果として埼玉県への興味喚起と愛着を促すことに成功している。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

関連記事

次世代スナックの傾向? 湖池屋の手が汚れない「ONE HAND」シリーズ

株式会社湖池屋(本社:板橋区/社長:佐藤章)は、手を汚さずに食べることができる“ONE HAND(ワンハンド)”形態を採用した新スタイルスナック「ONE HAND(ワンハンド)」シリーズを刷新し、「ワ …

ブーム終焉後の生き残り策 焼酎の気になる今後

帝国データバンク福岡支店が7日までに発表した焼酎・泡盛メーカーの2018年売上高ランキングで、霧島酒造(宮崎県都城市)が659億円で7年連続の首位となった。ただ、前年より3.4%減。上位50社の売上高 …

コラボレーションはギャップが肝?

富士川町の酒蔵「萬屋よろずや醸造店」は、よっちゃんイカの愛称で親しまれているイカの加工食品「カットよっちゃん」とコラボした日本酒を売り出している。カットよっちゃんの酸味に合うスッキリとした味わいが特徴 …

“ブランド模倣者”がオリジナルを超える日

生活雑貨を販売する「無印良品」の運営元「良品計画」に対して、無印良品そっくりの店舗を持つ中国企業「北京棉田紡績品有限公司」が商標権を巡って起こしていた裁判で二審の北京市高級人民法院は原告側の訴えを認め …

ボート参入の「レクサス」。陸の王者は海も制す?

画像引用:https://lexus.jp/models/ly/ トヨタ自動車は高級車ブランド「レクサス」で初めてとなるボートを10月30日から販売すると発表した。商品名は「LY650」で日米とカナダ …

サイト内検索