新製品を着てランウェイを歩くモデルを、雨、風、雪が襲い、同社の「防風」「防水」「撥水(はっすい)」機能を分かりやすく見せる演出だ。
(中略)
売り切れも出たという人気製品「綿アノラックパーカー」と、スリッポン式の「ファイングリップシューズ」はどちらも約1900円。ボアのフーディやベストなど、厚手の秋冬製品も多くが1000〜3000円で購入できる。国内アパレルの市場規模は縮小傾向だ。同社の調査によると、デザイン系衣料が激戦区の一方で、高機能・低価格は全くの空白になっているという。
BUISINESS INSIDER 2019/9/6
快進撃支えるワークマン女子の商品提案。
競合なし、値札見る必要なしで4000億円市場で独り勝ち
安くて、丈夫で、恥ずかしがらずに着られるデザイン――「ワークマン」の機能性ウェアが若い女性たちを中心に支持されている理由を挙げると、ざっとこのようなものになるだろうか。
かつては地方や郊外の幹線道路沿いに鎮座し、もっぱら職人、ドライバーといった武骨な男たちの専門店だった「ワークマン」が今日のようなライフスタイルウェア・ブランドとして一定の認知を獲得した背景には、近年のスポーツ&アウトドアブームがあることは間違いない。「ワークマン」が巧みだったのが、そんなシーンに対して“低価格×機能性ウェア”という唯一無二の価値を提供したことだろう。
今期は売上高で前年比159%を達成、株式時価総額ではコンビニ大手「ローソン」をも凌駕した「ワークマン」。どこまでも青いブルーオーシャンを獲得した彼らの快進撃はまだまだ続きそうだ。
BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ