話題の事例紹介

インバウンドの街で、日本酒を

投稿日:2019年8月27日 更新日:

リカー・イノベーションから、「KURAND SAKE MARKET 秋葉原店」が、2019年8月14日(水)より、東京都・秋葉原にオープンになります。

日本酒を中心とした、オリジナル商品を開発・販売するオンラインストア「KURAND(クランド)」の直営店である「KURAND SAKE MARKET(クランドサケマーケット)」。関東近郊に6店舗(池袋・渋 谷・新宿・上野・新橋・横浜)展開している同ブランドから今回、「KURAND SAKE MARKET 秋葉原店」がオープンになります。

同店には、日本酒を中心に焼酎・梅酒・果実酒を含む150種類以上のお酒がラインナップ。基本プランの時間無制限3,000円(税 別)プランをはじめ、90分2,000円(税別)、30分1,000円(税別)の入場料を支払うことで、これらのお酒を、自分の好きな量だけ注ぐセルフスタイルで、思う存分楽しめるとのことです。加えて、1杯500円から販売する”杯売り”プラン(立飲み)もラインナップ。「ちょい飲み」需要にも応えるとのことです。

(中略)

兼ねてより、同ブランドのリピーターから要望の強かった秋葉原への出店となるという今回。

「秋葉原にKURANDができたら私たちがダメになるだろ!」といった投稿がされ、すでにTwitter上で話題になっており、話題の発端となった投稿は、1日で約2000リツート以上されているという同店に、足を運んでみるのはいかがでしょうか?

nomooo ニュース 2019/8/3
150種以上のお酒が飲み比べし放題「KURAND SAKE MARKET 秋葉原店」OPEN!

秋葉原は、言わずと知れた日本の有名観光地であり、訪日外国人観光客の人気もかなり高い地域である。かつては音楽と電気街のイメージが強かったが、現在では飲食や買い物を楽しむ街に変貌しつつある。

日本酒は、海外での需要が近年非常に高まってきており、輸出額も2017年で180億円をこえる規模にまで成長してきている。特に2010年からは、8年連続で過去最高の輸出金額を更新中である。

外国人からは、日本酒は「Japanese Sake」としての知名度・人気が抜群で、和食と日本酒を目当てに来日する観光客も増加中である。

実際に先行事例としては、これまた観光客に人気の秋葉原にある神社、神田明神の近くに銘酒センターという日本酒の飲み比べができる地酒のアンテナショップがある。こちらも日本文化を好む外国人観光客が連日多く訪れて、賑わっている。

インバウンドマーケティングという観点からすると、秋葉原と日本酒という組み合わせは、既に地域ブランディングが完成しており、確実に集客が期待できる場所へ、観光客の求めるサービスを提供する出店ということだ。前述の通り先行事例の成功を鑑みると、実に効率的な立地戦略でもあるといえるだろう。

 

武川 憲(たけかわ けん)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 シニアコンサルタント・認定トレーナー
株式会社イズアソシエイツ シニアコンサルタント
MBA:修士(経営管理)、経営士、特許庁・INPIT認定ブランド専門家(全国)
嘉悦大学 外部講師

経営戦略の組み立てを軸とした経営企画や新規事業開発、ビジネス・モデル開発に長年従事。国内外20強のブランド・マネジメントやライセンス事業に携わってきた。現在、嘉悦大学大学院(ビジネス創造研究科)博士後期課程在学中で、実務家と学生2足のわらじで活躍。
https://www.is-assoc.co.jp/branding_column/

関連記事

ペットが跨ぐ、仕事のオンとオフの境界線

2018年に成立した働き方改革関連法が4月1日から順次施行され、約2ヵ月が経過した。 就業時間や環境など、働き方が変わってきている中、ワンポイントアイデアで業績や社員のやる気をアップさせた企業がある。 …

コロナ禍で問われる売り手の想像力~巣ごもり消費の金脈を探せ~

consumption from staying at home 新型コロナウイルス感染拡大にともなう外出自粛の流れを受けて、「巣ごもり消費」と呼ばれる在宅生活ならではの消費が鮮明になってきました。各 …

「食べる」日本伝統抹茶、世界へ発信!

日本伝統の抹茶が注目されている。最近はスイーツや和洋の料理にも合うため、「飲む」だけでなく「食べる」食材として活用が広がる。 今や「食べる抹茶」はデパ地下やコンビニでも欠かせない商品だ。国内の抹茶市場 …

ロングセラーの地位は、思い起こしのアピール?

ロングセラーを続ける“10円駄菓子”の「うまい棒」が今年発売40周年を迎えた。「チーズ」や「カレー」といった定番に加え、いまでも毎年1~2種類の新しい味を生み出しているのは、うまい棒ほかスナック菓子の …

no image

ブランドによる信用補完機能は再生の切り札となるか ノジマとスルガ銀行の提携の進展

家電量販大手のノジマは不正融資が問題となったスルガ銀行の創業家が持つすべての株式を取得し、筆頭株主になると発表しました。 ノジマは5月、スルガ銀行との業務提携で合意しましたが今回、創業家が保有するすべ …

サイト内検索

ブランド・マネージャ―認定協会サイトへ

Chess
ファイブフォース分析とは!?〜マクドナルドを例に解説〜
ブランディング
ブランディングとは? 「基本的な意味と進め方」について解説!
スターバックスの店舗
【誰にでもわかる!?】スターバックスから学ぶ3C分析
アフターコロナ時代の5つの消費トレンド予測
打ち合わせ
CI、VI、BIの違いとは?
印刷会社が進むべき16の事業領域~アフターコロナ時代を見据えて~
マトリックス
アンゾフのマトリクスとは? 富士フイルムの事例に学ぶ
キャリアウーマン
ペルソナ設定〜Soup Stock Tokyoの「秋野つゆ」の成功事例からみるペルソナの作り方とは?
星のや軽井沢
星野リゾートのブランディングから学ぶ!〜理論の実践とは〜
無印良品
無印良品の「これでいい」ブランドコンセプト