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スーパー総選挙3連覇「オーケー」。その“看板”はファンによって磨かれる

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「あなたにとって最高のスーパーはどのお店ですか?」

TBSラジオの生活情報番組「ジェーン・スー 生活は踊る」が主催した「スーパー総選挙」。今年で第3回を迎えた。リスナーイチオシのスーパーをメールとHPの投票フォームで募集。投票期間6/1~6/20、6/21のオンエアでその最終結果が発表された。投票総数は前回から大きく増え6007票。エントリーしたスーパーは333社。TBSラジオの放送地域である首都圏を中心に多種多様なスーパーが登場した。

集計の結果、「オーケー」が見事3連覇。2位のライフにダブルスコア以上の差をつけ、全体の4分の1となる票数を獲得。圧倒的な強さを見せつけた。

エキサイトニュース 2019/6/21 オーケーが3連覇!
「第3回スーパーマーケット総選挙」結果発表

売上高ではイオン、セブン&アイホールディングスが不動の2トップを形成するスーパーマーケット市場だが、消費者の支持は必ずしもそれに比例しない。

TBSラジオ「ジェーン・スー生活が踊る」番組内で実施された「スーパー総選挙」は、全国のリスナーが自分の一番好きなスーパーに1票を投じ人気を競うランキング。1位のオーケー(オーケー株式会社)は、“Everyday Low Price(毎日が特売)”を標榜する中堅スーパーだが、その店舗は東京、神奈川、千葉、埼玉、宮城のみ。にもかかわらず同ランキングでは3年連続1位に輝いているということは、いかに熱心な“ファン”が多いかを物語る。

ブランディングに対してアクティブではない企業でも、ひたすら己の美学(強み)を貫きつづければ、自ずとブランディングは達成される――オーケーへの高い評価はそんな商売の核心を見事に突いている。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

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