話題の事例紹介

ライザップブランドの本質的提供価値について

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RIZAPグループは11月14日に2018年4~9月期(中間)決算を発表。IFRS(国際会計基準)の営業損益は88億円の赤字と前年同期の49億円の黒字から大幅に悪化した。同時に18年度通期の営業損益の見通しを、従来の230億円の黒字から33億円の赤字へと、一気に引き下げた。(中略)週刊東洋経済はこれまでの特集記事で「減量ジムとはシナジーのない買収を続けているのではないか」との指摘を繰り返してきた。その都度、瀬戸社長は「きれいになりたいなどの欲求を満たすための商品・サービスを提供する『自己投資産業』の企業を対象にしており一貫性はある」と反論した。(中略)復活の道筋は厳しい。本業から生み出せる営業利益の実力値は現状、減量ジムを中心に推定で100億円前後。企業買収や負ののれんにはもう頼れない。(中略) RIZAPブランドで展開するゴルフ教室や英会話教室は先行投資の段階で、ジムに次ぐ収益の柱になるまでには時間を要する。(後略)

  (アエラドット ライザップ、買収行き詰まりで始まる逆回転 2018.11.27)

今日の経営が行き詰まった理由は財務的な視点も含め色々と報道されているが、当ブランドは「自己投資産業」として、消費者が個々のスキルや能力、また綺麗になって他人からも認められたいという「欲求」を、満足に変えることを中核とした本質的提供価値がある。

提供価値をこれほどわかり易く明確にし、提供し続けているライザップブランドを私は高く評価したい。市場には多くのブランドがあるが、その本質的提供価値が分からないブランドも多くある。目先の利益に捕らわれることなく、長い目でブランドを育てるためにも、ブランドとしての本質的提供価値をしっかりと定め、一貫性をもって育ててもらいたい。

 

武川 憲(たけかわ けん)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 シニアコンサルタント・認定トレーナー
株式会社イズアソシエイツ シニアコンサルタント

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