セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

ネット炎上からブランドを守る保険? 東京海上の新サービス

投稿日:2019年4月4日 更新日:

東京海上日動火災保険は22日、飲食店の従業員などによる不適切な動画の投稿やパワハラ被害が報道された際に、企業のトラブル対応費用を補償する保険を4月から提供すると発表した。アルバイトの問題行為でインターネット上に批判的な意見が集まり「炎上」する事例が増えており、需要が多いと判断した。保険料は年間数百万円で、弁護士への相談や緊急会見の開催費用など最大で1億円の保険金を支払う。

他の損害保険大手も同様の保険を手掛けており、損保ジャパン日本興亜は、批判的な書き込みがネットに一定数以上集まれば企業の対策費用を補償する保険を2017年3月に発売した。

毎日新聞 2019/03/22
「東京海上、ネット炎上も補償 不適切動画被害の保険提供」

政府は昨年、巨大IT企業の規制に向けた基本原則を取りまとめ、2020年には法規制の導入を目指すと発表した。ネット関連の技術は日進月歩だが、ことほどさようにその“負の側面”への対応は後手に回っている。上のような保険が登場したことは、ネット上の「炎上」が物理的な事故や天気などと並んで、“リスク”として一般的な認知を確立したともいえるだろうか。

また世間には、ネット上の炎上対策を「企業ブランドを守る」ことと位置付けて展開しているIT企業もある。炎上は企業のブランド価値を大きく毀損するからだ。ともすれば、ブランドというとマーケティングの「攻め」の戦略と考えられがちだが、「守り」も同様に重要だ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

関連記事

高い?安い? ネーミングライツの値段

京都市は、西京極総合運動公園陸上競技場(右京区)に命名権(ネーミングライツ)を導入する。年間4千万円以上の収入を見込み、公園の管理運営費に充てる。 陸上競技場は1周400メートルのコースと天然芝の球技 …

“半端ない”ブランド価値を目指して~本坊酒造が大迫選手とアンバサダー契約

桜島と鹿児島市(イメージ) “本坊酒造は、プロサッカー選手の大迫勇也氏とアンバサダー契約を締結した。同社は今後、大迫選手をアンバサダーとして起用したプロモーション、CM広告、ポスターなど各種販売促進ツ …

新元号はいかにして体を表すか

政府は1日、「平成」に代わる新たな元号を「令和」と発表したが、最終的に絞り込んだ6つのうち「令和」以外に、「久化(きゅうか)」「英弘(えいこう)」などすべての候補が明らかになった。 政府は1日、各界の …

自販機が地域ブランディングに貢献する?

宮崎市にあるみやざきアートセンター付近に設置された自販機。一見するとどこにでもある自販機だが、さも当然のような顔で「鶏の炭火焼き」「冷や汁」が並んでいる。 自販機の中でも異様な存在感を放っているこちら …

ドミノ・ピザ、顧客心理にアプローチ!! 暑さを味方にする戦略

ドミノ・ピザ ジャパンが展開する、日本初のデリバリーピザチェーン「ドミノ・ピザ」が、2019年8月1日(木)~8月31日(土)の間、その日一番予想気温が高い都道府県の気温(30~45度まで)により毎日 …

サイト内検索