セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

ジャパンサーチ 知的資源を一括検索できるサイト

投稿日:2019年2月22日 更新日:

政府が、全国の図書館や博物館などで所蔵する資料を一括検索できるポータルサイト、「ジャパンサーチ」の構築に乗り出す。国立国会図書館や国立公文書館など10機関がデータを提供し、一般向けの試験公開を近く始める。

開始時のデータ数は、千数百万件に上る見通しだ。2020年の本格運用を目指すという。

各機関は、現在も独自にデータベースを運用している。新サイトは、これらを連結し、所蔵品目録や保管場所などの情報を横断的に検索できるようにする。

利用者は、各データベースをそれぞれ検索する手間が省ける。
(中略)
埋もれていた史料の発掘を過去の災害研究に役立て、防災対策につなげる。地域の美術品や文化財の情報をまとめて取得し、観光資源の開発に生かす。こうした活用例を増やしていきたい。

(読売新聞 2019/2/17
ジャパンサーチ 知的資源の有効活用進めたい)

ブランドを構築する際にまず取り掛かることの一つは、既存の資源を洗い出すことだ。このようなデータベースが整備されることは、現状把握において有益だ。

特に地域ブランドを考える場合は、その土地にある有形・無形の資源を把握することが大切だ。少人数のプロジェクトメンバーや、地域住民からのヒアリングで得られた情報には多くの気付きがあることは確かだ。しかし正確性を確保するには、その情報の裏付けが必要になる。巨大なデータベースを容易に検索できるようになれば、地域住民自身も忘れていた、意外な地域資源の発見にもつながるだろう。

 

能藤 久幸(のとう ひさゆき)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 ディレクター・認定トレーナー
株式会社イズアソシエイツ

関連記事

海外市場からの撤退によるブランド・イメージの損耗

ジャスダック上場で装置部品製造の「フェローテックホールディングス」は、韓国の連結子会社「Ferrotec Advance Materials Korea」(韓国・唐津市)が行うCVD-SiC事業から撤 …

まさかの“会話調”も登場。ネーミングはどこへ向かう?

「本日はお忙しい中、『まじヤバくない?』の内覧会にお越しいただき、ありがとうございます」 女性司会者のアナウンスで、高級食パン専門店「まじヤバくない?」の内覧会が幕を開けた。粉ものグルメが数多い群馬県 …

「DJしんじょう君」のフェスが好評 高知の地域ブランディング

今年1月に「DJしんじょう君」の本格始動を宣言してから初となるイベント「しんじょう君のスキヤキ高知!フェスティバル」のチケットが完売続出となる人気ぶりとなっている。 4月13日(土)に大阪府住之江区の …

数字では測れないガンダムブランドの影響力

2019年でテレビ放送開始から40周年を迎えたアニメ「機動戦士ガンダム」。その存在感は長らく不動だったが、ファン層の高齢化などで「稼ぐ力」に陰りも見える。ガンダムと二人三脚で成長してきたバンダイナムコ …

御朱印に続く、新たな歴史ブーム。御城印の世界

岐阜県土岐市妻木町の町民らでつくる「妻木城址(し)の会」(黒田正直会長)は、妻木城跡(同町)の「御城印」を作り、1日から授与を始めた。妻木城は土岐明智氏とつながりのある妻木氏が戦国時代に築いたとされる …

サイト内検索