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話題の事例

コラボレーション×コラボレーションの二乗のシナジー効果

投稿日:2019年8月26日 更新日:

BREWBASEとフリークスストアのコラボレーション企画が始動しています。

今回のコラボレーション企画では、オリジナルビール「FREAKS」が登場。

同商品は、アツい夏にぴったりの爽やかでドリンカブルなニューイングランドIPAであり、新種のアメリカンホップ「HBC431」のトロピカルな個性を引き出しながら、苦味とアルコール度数は低めに抑え、誰もが楽しめるビールに仕上げたという一品になります。

また、今回のコラボレーションでは、ビアライフが楽しくなるアパレルや関連ギアの製作・販売が行われるそう。

“遊びのためのビール”を提案するという「BREWBASE」と、アパレルブランド・セレクトショップの「フリークスストア」。そんな両社の、異業種コラボビールを楽しんでみるのはいかがでしょうか?

nomooo ニュース 2019/8/10
異業種コラボによるオリジナル”クラフトビール”「FREAKS」登場!

昨今はさまざまな領域において、コラボレーション企画が浸透してきているが、今回は、アパレルとビールという、意外性のあるコラボレーションである。

BREWBASEは、ライフスタイル情報誌「デイトナ」、クラフトビール専門誌「トランスポーター」、木内酒造「常陸野ネストビール」の3社が、“あらゆる遊びのシーンでビールを楽しむ”をテーマに、個性的かつ高品質なビール作りとライフスタイルを紐づけたプロモーションを行う、コラボレーションビールのブランド。

フリークスストアは、デイトナインターナショナルが運営する、アパレル・セレクトショップ。メガネのJINSやキャンプ用品のコールマンなど、さまざまなブランドとのコラボレーションを積極的に仕掛けており、衣食住全般のライフスタイル関連事業を行う企業である。

つまり、今回はコラボレーションにさらにコラボレーションを加えるという、もともとあるコラボレーションのシナジー効果を二乗にさせることを期待したものだ。いわば逓増型マーケティング戦略であることが特徴的である。

なおかつ、アルコール飲料とアパレルという、異業種同士の不思議なコラボレーションということでも興味深い。

今後、コラボレーションの二乗効果がどのように醸されていくか、期待をもって見守りたい。

 

武川 憲(たけかわ けん)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 シニアコンサルタント・認定トレーナー
株式会社イズアソシエイツ シニアコンサルタント
MBA:修士(経営管理)、経営士、特許庁・INPIT認定ブランド専門家(全国)
嘉悦大学 外部講師

経営戦略の組み立てを軸とした経営企画や新規事業開発、ビジネス・モデル開発に長年従事。国内外20強のブランド・マネジメントやライセンス事業に携わってきた。現在、嘉悦大学大学院(ビジネス創造研究科)博士後期課程在学中で、実務家と学生2足のわらじで活躍。
https://www.is-assoc.co.jp/branding_column/

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